ハーマンミラーが、ペンシルベニアに拠点を構える家具メーカーのノルを18億ドル（約1942億9740万円）で買収すると発表した。現金と株式の組み合わせで、2021年の第3四半期末までに手続きを完了する予定。両社の取締役会により満場一致で承認された。

　ノルの株主は、1株につき現金11ドルとハーマンミラーの0.32株を受け取る。取引条件は1株あたり25.06ドルで、ノルの2021年4月16日終値に45％を上乗せした。取引完了後はハーマンミラーの株主は合併会社の約78％、ノルの株主は約22％を所有することになる。

　ハーマンミラーの社長兼CEOのアンディ・オーウェン（Andi Owen）は「分散型ワークモデルが企業の新常識となる中、文化、集中力を育むためにオフィスを再構築し、増加するリモート従業員をサポートしています。それと同時に、消費者の方々は家に大きな投資をしており、私たちはお客様の生活や仕事のあらゆる場所にお応えする態勢を整えます」とコメントした。

　なお、ノルのCEOアンドリュー・コーガン（Andrew Cogan）は買収完了後に同社を離れる予定だという。

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