【インタビュー】「1年半以内には旗艦店を」注目デザイナーJ.W.アンダーソンの展望とは?

デザイナーJ.W.アンダーソン Photo by: Fashionsnap.com

 DOVER STREET MARKET GINZA(ドーバーストリートマーケット ギンザ)が、開業後初の大規模リニューアルを実施した。その目玉の1つとして注目されたのが、「J.W. ANDERSON(J.W. アンダーソン)」の国内初のショップだ。クリエイティブディレクターを務める「LOEWE(ロエベ)」の表参道店がリニューアルオープンするなど今最も注目されるデザイナーJonathan William Anderson(ジョナサン ウィリアム アンダーソン)に、自身のブランドの展望から今"ハマっている"ことまでを語ってもらった。

ー「J.W. ANDERSON」にとっては国内初のショップインショップ。空間のコンセプトは?

旅行でベネチアを訪れた時に、子供がおもちゃのブロックで遊んでいたのを見て、気になってブロックの会社の名前を調べておいたんです。NYのDOVER STREET MARKETのオープニングのために何かやってくれと話を頂いた時に、そのおもちゃを思い出して「青いブロックを使って何か作るのはどうかな?」と提案したのがはじまりです。ブロックは「Imagination Playground(イマジネーション・プレイグラウンド)」というブランドのものなのですが、「メカニカル」と「ロボットの形状」というインスピレーションからブルーのブロックを特注で制作し空間を作りました。NYに続いて、このコンセプトがDOVER STREET MARKETのロンドンのウィンドウを飾り、今回日本にも持ってこれました。青いブロックのコンセプトについては偶然生まれたアイデアですが、僕にとっては思い入れのあるものになりました。


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「J.W. ANDERSON」のショップインショップ

ーDOVER STREET MARKET以外にショップインショップ形式での出店は?

ショップインショップの形式はDOVER STREET MARKETのみ。また「Imagination Playground」のブロックを使ったコンセプトは、NY、ロンドン、そして銀座のためだけのもので、DOVER STREET MARKET以外の場所には持っていきたくないと考えています。他のお店をやるときは、違うなにかをやるつもりです。


ーDOVER STREET MARKETのディレクターでもあり、「COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)」のデザイナー川久保玲氏の印象は?

ものすごく尊敬しているデザイナーです。ファッションを開拓して、変えた人だと思っています。妥協がなく、エッジのある人で、業界きっての慧眼の持ち主です。ついさっきまで下の階でショップのことについて話していたんですよ。


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2014-15年秋冬からはレザーバッグの展開も

ー2009年秋冬にデビューしてからこの5年、「J.W. ANDERSON」は急成長している。

世界中の全てのものが、驚きや予期せぬ出来事に溢れていると思います。ファッションも常に変わっていくものです。ブランドが僕が想像もしていなかったような"旅"に出てくれたことは、とても嬉しいことです。僕は、物事は常に変化しているので、あまり遠い先の未来を踏まえて考えないようにしています。今日やっていることと次の日に取り組むことが全く違うように、毎日が新しい日でそれを全て楽しんでやっているので、「仕事をしている」と感じたことがないんです。自分でもそれは良い事だなと思っています。

ー前回来日した際には「1年から1年半以内には旗艦店を」というお話もありましたが、旗艦店の予定は?

予定はあります。できれば来年の終わり頃にはロンドンでオープンしたいですね。もし、その店鋪が上手く行けば、東京にもオープンする予定です。本当は、東京にフラッグシップ1店鋪目をオープンしたかったのですが、まずはロンドンで様子をみて、問題があったらそこを解決してから東京にオープンする方がいいかなと思っています。


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ーなぜ東京に?

東京は特に好きな街のひとつで、色やファッションにおいて、他の場所では見る事のできないものがあると感じています。また、東京に限らず日本のことは好きですね。今回の来日では「LOEWE」の表参道リニューアル・オープンでコラボレーションした濱田窯の製作過程を栃木県益子町まで見に行ってきたんです。