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「スタジオジブリのあの服」が目指す他にはない体験

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ACROSS編集部

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手しごとの魅力が詰まった自分だけの"あの服"に出会える!
吉祥寺エリア初となる限定店舗

スタジオジブリの世界観を、一針一針に思いを込めた手しごとで洋服に表現するブランド「スタジオジブリのあの服」が、~9月1日(日)まで、吉祥寺パルコ1階にてポップアップショップを開催中。ジブリ作品に登場するキャラクターを、手縫いや手刺繍などでデザインした一点物や限定アイテムが揃う。

パルコの正面入り口脇の特設店舗は、パッチワークで作られたタペストリーやジブリ作品のモチーフが飾られた、夏休みらしい賑やかな雰囲気。内装のテーマは「マルシェ」で、木製のラックや箱には、古着やデッドストックの素材にジブリのキャラクターを手刺繍した一点物の子ども服シリーズのほか、キャラクターを手編みで編み込んだケーブル編みニットなど、どこか懐かしくも遊び心あふれるアイテムが並ぶ。

「スタジオジブリのあの服」とは?

スタジオジブリのあの服」は、「keisuke kanda(ケイスケカンダ)」の神田恵介さんと「ANREALAGE(アンリアレイジ)」の森永邦彦さんが設立した企画会社「株式会社あの服」と、アニメーション制作会社「スタジオジブリ」がコラボレーションし、2017年9月に誕生したファッションブランド。当初は子ども服専門として始まったが、続けるなかで大人の反響も増えたことから、現在は子どもから大人までラインナップを拡大。公式オンラインショップのほか、蔦屋書店の一部店舗のみでの販売となり、今回のポップアップはオリジナルの全ラインナップが揃う機会となる。

もともと大学の先輩・後輩関係であり、これまでデザイナー同士としてのコラボレーションも数多く行ってきた神田さんと森永さん。

あの服」を立ち上げたきっかけについて、「15年間ブランドを続けてきてそれぞれ確固たるものがありますが、お互いにこれまでと違う新しいファッションのありかたに挑戦したいと考えたから」と、森永さん。なかでも自分たちのブランドではできないジャンルとして"子ども服"を専門にし、「子どもにとって発見があり、新しい入口になるような服」を目指したという。

手しごとで「スタジオジブリ」の世界観を表現

『あの服』の名前が表す通り、コンセプトは"誰もの記憶の中にある服、皆が知っている服"。ふだんのデザイナーとしての活動は、テーマを設けてほかとは違う服を追求していくもの。それとは真逆の方向で、広く日本中が知るコンテンツや企業と共に、誰もが知るファッションを生み出す試みをしようと考えました」(森永さん)。

「あの服」の第1弾として「スタジオジブリ」との協業が始まったのは、神田さんと森永さんがジブリ作品のファンだったことから。日本中が知る"スタジオジブリのあの服"を表現したいと、同社にアプローチをしたことがきっかけだという。そしてアニメーターによる手描きにこだわり、生き生きとした世界を描くジブリと、古着を再生し手しごとを軸にするという「あの服」の企画が合致し、プロジェクトがスタートした。

「アニメーターの方たちが一点一点手描きしたイラストを使い、ジブリの世界観を壊さないように、古着にキャラクターを手刺繍したり、手縫いや手刷りをしたりして洋服に表現しました。大量生産のものとは異なり、手しごとで作られたアイテムは、同じモチーフでも少しずつ違いがあるのが魅力。自分だけの一着を見つけてもらいたいですね」(森永さん)。

例えば、『となりトトロ』のトトロとネコバスのケーブル編みニットは、アニメーションの技法を手編みのニットで再現したもので、すべて異なる全220枚の絵柄を繋げるとコマ撮りのアニメーションのようになる(※動画参照)。また、森永さんが個人的に思い入れがあるという『天空の城ラピュタ』をモチーフにしたスウェットは、"飛行石"のペンダントを手刺繍で再現したもの。どれも手しごとならではの、温もりを感じさせるアイテムばかりだ。

自分だけの"あの服"を作れる特別イベントも

今回のポップアップイベントでは、手作りを体験できる特別イベントも開催。誕生月を選べる"1~12"までの数字とトトロが手刷りでプリントされた新作のトートバッグやサコッシュ、印象的な名場面が手刷りでプリントされたTシャツに、まっくろくろすけのスタンプを押して、自分だけのアイテムを作ることができる。取材日は、夏休み中の子どもたちがスタンプ押しに挑戦中。どこに押すか、どの柄にするかを迷いながら、夢中になってスタンプしている姿が印象的だった。

昨今では、衣服を通じて心を育む「服育」という考え方も注目されているが、これまで「スタジオジブリのあの服」では、参加型の"服育ワークショップ"などの体験イベントも開催してきた。

「僕らが愛するジブリの世界観に、ファッション性やほかにはない"体験"を加える試みをしていきたい。大人も子どもも『あの時、あの場所で買った』、そんな体験を持ち帰ってもらえたら」(森永さん)。

「猿田彦珈琲」のキッチンカーも登場

さらにイベント期間中、隣接する正面玄関入り口には、スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」のキッチンカーが登場。「スタジオジブリのあの服」と連動した、ここでしか手に入らない限定タンブラー(3200円/税抜き)を販売。中トトロがどんぐりとコーヒー豆を落としながら走っているイラストをメインに、同ブランドで使われる古着やデッドストックの布をパッチワークして挟んだ、こちらも全て一点物のタンブラーを用意した。

今回が吉祥寺初登場となる「猿田彦珈琲」は、"たった一杯で幸せになるコーヒー屋"をコンセプトに、恵比寿で創業したスペシャルティコーヒー専門店。神田さんと森永さん、同店代表の大塚朝之さんが長年懇意にしていたことから、今回の取り組みが実現したという。夏休みに合わせて、"子どもも大人も楽しめるコーヒー屋"をテーマに、濃厚に抽出した水出しコーヒーを使ったマイルドな味わいのコーヒーメニューを軸に、子どもも飲めるカフェインレスの「ディカフェ」も展開。さらに「あの服」と連動し、水出しコーヒーとレモンのシロップを炭酸で割った「猿田彦とあの服のレモンコーヒー」(650円/税抜き)など、夏らしい限定メニューも登場する。

吉祥寺パルコでのポップアップショップは9月1日(日)まで。一部商品はパルコオンラインストアでも購入可能だ。今後も「スタジオジブリのあの服」の協業は継続予定だという。

【取材・文=フリーライター・エディター/渡辺満樹子】

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