コム デ ギャルソンがサポートする新進気鋭Gosha Rubchinskiy パリコレデビュー

Gosha Rubchinskiy 2015年春夏コレクション
Gosha Rubchinskiy 2015年春夏コレクション
画像: Fashionsap.com

 Dover Street Market(ドーバーストリートマーケット)がいち早く取り扱い、「COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)」がサポートしている期待の若手デザイナー「Gosha Rubchinskiy(ゴーシャ・ルブチンスキー)」が、パリメンズファッションウィークのランウェイにデビューした。ロシア・モスクワで生まれ育ったゴーシャの繰り出すコレクションは、ミュージックやスケーターなど、90年代ユースカルチャーやサブカルチャー、そして母国であるロシアの歴史から強い影響を受けているようだ。(取材・文:益井祐)

 「Gosha Rubchinskiy」のブランドデビューは2012年。現在店頭に並んでいる2014年春夏コレクションでは、蛍光色に宇宙語のようなグラフィックをあしらい、90年代のクラブシーンで一世風靡したサイバースタイルを取り入れて注目を集めた。続く2015年秋冬コレクションでは、フェイファーのコートやシープスキンのノーカラージャケット、コーデュロイのダンガリーにかつてのスケーター風のグラフィックを使ったストリートスタイルを提案している。

 パリメンズコレクション1日目の6月25日に開催された2015年春夏コレクションで「Gosha Rubchinskiy」は、独特の野暮ったさを全面に押し出しながら新しいスタイルに転換したようだ。パッチワークのシャツに合わせられたロシア語のロゴ入りスエットパンツはハイウエストまで持ち上げられ、迷彩柄にはヴィヴィッドなピンクをスタイリング。コートやジャケット、パンツなど繰り返し使われたラバー素材はパンク精神を匂わせた。またテレビのカラーバーやテストパターンを思わせるパッチワークがアクセントとなり、かつてカムデンマーケットで売られていたようなエイリアンのグラフィックが目を引いた。世界的なトレンドの90年代にいち早く注目したゴーシャの鋭い勘もさることながら、ロシア人としての独特のセンスは目が離せない。


(取材・文:益井祐)